コンテンツにスキップ

ヤツハ

  • 権能: 鏡 (Mirror / Self-Damage)
  • 難易度: ★★★★☆
  • 得意[間合](../rules.md#range): 2-5

砕け散る鏡像、自らを削り真実を討つ宿命の少女

シーズン10においても、そのピーキーな性能は健在で、一瞬の隙から試合をひっくり返す「ジャイアント・キリング」の象徴として恐れられています。

物語の起源:ヤツハ

「私は鏡。あなたの痛みを、私の痛みで映し出す……。ねえ、一緒に壊れてくれる?」

ヤツハは、自らの存在を粉々に砕くことで真理を問い続ける、宿命の少女にして「鏡」のメガミです。 彼女の起源は、欠落した自己を埋めようとする切実な渇望と、鏡に映る「虚像」と「実像」の境界で揺れ動く繊細な精神にあります。彼女は自らの身体を傷つける(自傷)という極限の痛みを代償にすることで、この幻の世界を切り裂くための言葉(力)を紡ぎ出します。 物語では、儚げで守りたくなるような少女の面影を持ちつつ、その実、死すらも自分の目的のための手段と割り切る狂気的なまでの意志の強さが描かれます。彼女の振るう鏡の欠片は、自らの血を浴びるほどに魔力を増し、相手のライフに「共有された痛み」を刻み込みます。 「自傷」という戦い方は、彼女が平穏な嘘を拒絶し、文字通り身を削りながら真実の勝利を掴み取ろうとする、峻烈で痛切な「自己証明」のプロセスを象徴しています。


本質的な解説

ヤツハは自らのライフオーラを削る「自傷」を代償に、通常札の域を超えた超高火力を叩き出す「背水の陣」型のアタッカーです。 彼女の最大の特徴は、カードを使用する際、あるいは特定の条件で自分自身がダメージを受けるギミックです。 傷つくほどにその刃は鋭くなり、相手が予想もしないタイミングで致命的なダメージをライフに叩き込みます。

シーズン10(大切札時代)において、ヤツハは「高速アグロの急先鋒」として活躍しています。相手が重量級の切札を準備している間に、自らの身を削ってでも間合を詰め、超打点を連打して準備ごと粉砕する能力に長けています。 シーズン10においても、そのピーキーな性能は健在で、一瞬の隙から試合をひっくり返す「ジャイアント・キリング」の象徴として恐れられています。

  • 短期決戦の強制: 相手が重量級の切札を準備している間に、ヤツハは自らの身を削ってでも間合を詰め、超打点を連打して準備ごと粉砕します。
  • 環境への適合: 判定勝ちを狙う低速デッキに対し、自傷による無理やりなリソース生成(宿しを介さないフレア獲得など)によって、ゲームスピードを一段階引き上げることができます。

通常札の一覧

N1 星の爪

星の爪

役割: 主力攻撃 / 削り

  • 適正間合: 2-3
  • ダメージ: [3/1]
  • 解説: ヤツハの基本攻撃。標準的なスペックに加え、自分の自傷状態をトリガーに強化される性質を持ちます。相手のオーラを強引に剥がし、ライフへの道筋を作る一撃です。


N2 昏い顎

昏い顎

役割: リソース破壊 / 追撃

  • 適正間合: 2-4
  • ダメージ: [2/1]
  • 解説: ヒット時に相手のオーラや結晶を操作する能力を持つ、嫌らしい一撃。ダメージそのものよりも、その後の展開を有利にするためのデバフ攻撃として機能します。


N3 鏡の悪魔

鏡の悪魔

役割: 至近距離爆発 / カウンター

  • 適正間合: 1-2
  • ダメージ: [3/2]
  • 解説: 懐に潜り込んできた相手を、自傷の衝撃で吹き飛ばす強力な近距離攻撃。ヤツハが一番手薄になりがちな至近距離を守るための鋭い牙です。


N4 幻影歩法

幻影歩法

役割: 高速移動 / 回避

  • 適正間合: 2-5
  • 解説: 自分へのダメージを代償に、間合を大きく操作する移動札。相手の得意間合から脱出し、自分の必殺圏内へと位置取ります。


N5 意志

意志

役割: 遠距離牽制 / ドロー加速

  • 適正間合: 2-5
  • ダメージ: [3/1]
  • 解説: 自分のオーラを犠牲にしながらも、安定した射程と打点を提供します。また、使用時に手札を整える効果もあり、コンボの潤滑油となります。


N6 契約

契約

役割: 資源獲得 / 自己犠牲

  • 解説: 自分のライフを直接削り、その代わりに手札を補充したりフレアを獲得したりする札。ヤツハの燃費の悪さを「命」で補う、最も危うく、最も強力なエンジンです。


N7 寄花

寄花

役割: サーチ / 運命操作

  • 解説: 山札のトップを引き込み、強力なカードを即座に手札に加えるサーチ札。自傷のスリルをさらに高める、コンボ完成のための最後のピースです。



切り札の一覧

S1 八葉鏡の輝き

八葉鏡の輝き

コスト: 3 種別: 行動

解説: ヤツハの切札。 過去に使用したカードの効果を「鏡」のように再発動させたり、リソースを劇的に回復させたりする多機能札。状況に応じて最適解を「映し出し」ます。


S2 四季はまた巡り来る

四季はまた巡り来る

コスト: 4 種別: 行動 / 再生

解説: すべてを一度リセットし、自分と相手のリソースを再構築するトリッキーな札。追い詰められた状況からの「再出発」を可能にします。


S3 鏡の悪魔

鏡の悪魔

コスト: 5 種別: 攻撃 (終焉)

解説: 自分の内面の「悪魔」を解き放つ一撃。 自分のライフが少ないほど(傷ついているほど)威力が増大し、1ダメージがライフ5点を削るような狂気的な逆転劇を演出します。


戦術の核心

主要アーキタイプ

「私が死ぬ前に、お前を殺す。」 序盤から自分のライフフレアやドローに変え、通常ありえない速度で高打点切札を叩き込む。

  • 基本戦術:
    1. 『契約』で自分のライフを1-2点削り、序盤から3フレア程度確保。
    2. 『意志』と『鏡の悪魔』で相手のオーラを強引に削る。
    3. ライフが2-3になったタイミングで、強化された必殺技を放つ。
  • 推奨パートナー: ライラ(爪)、サリヤ(騎)

2. コンボ汚染型 (Mirror Toxicity)

「傷の深さを、相手に押し付ける。」 自傷によって発生する特殊な効果を使い、相手の盤面を汚染したり、複雑なコンボを成立させる。

  • 基本戦術:
    1. 自傷をトリガーに、相方のメガミの強力な効果を引き出す。
  • 推奨パートナー: チカゲ()、ハガネ(槌)

おすすめの組み合わせ

チカゲ (鏡)

を食らわば皿まで」 ヤツハの『寄花』による高速サーチと、チカゲがシナジー。自傷の痛みすらもに変えて、相手を内側から崩壊させる異色のコンボペア。

ライラ (爪鏡)

「嵐と鏡の逆転劇」 互いにリスクを負うことで爆発力を得る、最高に攻撃的なペア。ライラのゲージが溜まる速度をヤツハがブーストし、1ターンで10点削ることを日常とします。


戦術の要点

自滅へのカウントダウン

ヤツハの自傷は、「相手が何もしなくても勝手に負ける」リスクを常に孕んでいます。 「あと1ターンあれば勝てる」という場面で、自分のカード効果による自傷ダメージで敗北する……という悲劇はヤツハ使いが必ず通る道です。 ライフの計算ミスは、そのまま死を意味します。

「自傷」でフレアを稼げ

通常、フレアはダメージを受けたり宿したりすることで溜まりますが、ヤツハは「自分のカードで自分を殴る」感覚でフレアを能動的に生成できます。 これにより、相手が攻撃してこないコントロールデッキに対しても、無理やり切札のコストを捻出できる。 この「リソース生成の能動性」こそが、ヤツハが環境の強者である理由です。