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トコヨ

  • 権能: 扇 (Fan)
  • 難易度: ★★★☆☆
  • 得意[間合](../rules.md#range): 2-4

優雅に舞い、静寂で圧する扇の舞奏

シーズン10の低速化した環境において、彼女の「判定勝ち」をも視野に入れた防御性能は、多くのプレイヤーに絶望を与えています。

物語の起源:トコヨ

「悠久の時は、舞の中に。静寂こそが、最も美しき音色なのです」

トコヨは、永遠と優雅さを司る「扇」のメガミです。 彼女の起源は、古の時代から受け継がれてきた「舞」と、万物の理を静かに見守る超越者の視点にあります。彼女にとって決闘とは暴力の応酬ではなく、洗練された芸術の表現に他なりません。 物語では、常に冷静沈着、かつ慈愛に満ちた(時に食えない)助言者として描かれます。彼女が振るう扇は、荒ぶる運命を優しくいなし、永劫の静寂へと誘います。 「境地」という力は、彼女が舞を通じて世界の調和と一体化し、あらゆる災厄(攻撃)を無へと帰す究極の精神性を象徴しています。

キーワード能力: 境地 (Kyochi)

トコヨの強さは、その精神の集中具合に比例します。

  • 境地の条件: 自分の集中力2の時に発動します。
  • 効果の性質: 通常札の多くに「打ち消し」「リソース回復」「追加ドロー」などの強力なバフが付与されます。
  • 戦略的意味: 常に集中力2を維持し続ける「境地維持」がトコヨの基本姿勢です。基本動作を最小限に抑え、カード効果や集中力で盤面を操作することで、常に最強の状態をキープします。

本質的な解説

シーズン10(大切札時代)において、トコヨは「最強の盾」として再定義されています。

  • 切札への回答: ユリナの『月影落』などの大型切札に対し、トコヨ host の『久遠ノ花』や強化された『雅打ち』は、数少ない確実な対抗手段となります。
  • 時間切れと判定勝ち: 環境が低速化したことで、ライフを10点削り切るのではなく、リソース差をつけて有利な状況で試合終了(時間切れ)を迎える、テクニカルな勝利プランが有効になっています。

通常札の一覧

N1 梳流し

梳流し

役割: 削り / 必中攻撃

  • 適正間合: 1-10
  • ダメージ: [3/1]
  • 解説: 間合を選ばず放てるトコヨの基幹攻撃。オーラダメージが3と高いため、相手はオーラで受けるのを嫌がります。対応カードで防がれにくい性質を持つ場合が多く、確実にライフ1点を刻むために重宝します。


N2 雅打ち

雅打ち

役割: 防御 / 対応の核

  • 適正間合: 2-4
  • 通常時: [2/1]
  • 境地: 【対応】相手の攻撃を回避、または無効化。
  • 解説: 境地状態で真価を発揮する、トコヨ最強の通常札。相手の強力な通常札攻撃をこの一枚で「なかったこと」にできます。これを構えているだけで、相手は安易なメイン火力を振ることができなくなります。


N3 跳ね兎

跳ね兎

役割: 移動 / リソース調整

  • 解説: 前進後退を使い分け、理想的な間合2-4を維持するための札。境地状態であればさらに効率が上がります。


N4 詩舞

詩舞

役割: 回復 / オーラ維持

  • 通常時: オーラを1回復(纏い)。
  • 境地: オーラをさらに回復、あるいは追加効果。
  • 解説: ダメージレースで優位に立つための回復札。「削っても削ってもオーラが減らない」トコヨの絶望感の源泉です。


N5 要返し

要返し

役割: 再利用 / デッキ構築

  • 解説: 捨て札や伏せ札にある強力なカードを山札の底に戻します。これにより、トコヨは『梳流し』や『雅打ち』といったキーカードを他のメガミより頻繁に使用することが可能です。


N6 風舞台 / N7 晴舞台

風舞台 晴舞台

役割: 間合管理 / エンチャント

  • 解説: 相手を近づけさせない(『晴舞台』)、あるいは間合に留まらせる(『風舞台』)ための付与札。相手のやりたいプレイングを強制的に否定し、トコヨの土俵で戦わせるためのツールです。



切り札の一覧

S1 久遠ノ花

久遠ノ花

コスト: 5 種別: 攻撃 / 対応

解説: 『ふるよに』最強の防御切札 [2/1]の攻撃として機能しながら、相手の攻撃を無効化し、さらに自分のライフを回復する(あるいは相手のライフを削る)など、一瞬で3〜4点のライフアドバンテージをひっくり返します。このカードの存在自体が「ユリナの月影落に対する解答」であり、トコヨを相手にする際は常にこの花の開花を警戒しなければなりません。


S2 千歳ノ鳥

千歳ノ鳥

コスト: 2 種別: 行動

解説: 低コストで山札を操作し、必要なカードを引き込むための札。 安定性を重視するトコヨにとって、事故を防ぐための重要な保険となります。


S3 無窮ノ風

無窮ノ風

コスト: 3 種別: 行動

解説: 相手の手札をランダムに捨てさせる、凶悪なハンデス(手札破壊)札。 コンボデッキを完封するための鍵であり、相手が「次のターンに仕掛けよう」と溜め込んだパーツをゴミ箱へ送り込みます。


S4 常世ノ月

常世ノ月

コスト: 4 種別: 攻撃 (終焉)

解説: 静かに、しかし確実に勝利を決定づけるトコヨの最後の一撃。 判定勝ちを狙う際の「ライフ差」を決定づけるための非常に高い確実性を持ちます。



戦術の核心

主要アーキタイプ

1. 鉄壁判定勝ち (コントロールプラン)

「踊り、耐え、勝つ。」 ライフを削り切ることを目的とせず、相手の攻撃をすべて無効化し、リソース差で判定勝ちを狙う。

  • 基本戦術:
    1. 常に「境地集中力2)」を維持。
    2. 『雅打ち』『詩舞』『久遠ノ花』を構え、相手の本命をすべてスカす。
    3. 『無窮ノ風』で相手のコンボを未然に防ぐ。
    4. タイムアップ時にライフ差1点でも勝っていればOK。
  • 推奨パートナー: サイネ(薙)、シンラ(書)

2. 扇傘レンジロック (完封プラン)

「指一本、触れさせない。」 ユキヒの開状態とトコヨの移動・拒否札を組み合わせ、相手を得意間合の外に固定し続ける。

  • 基本戦術:
    1. 『晴舞台』や『ふりはらい』で距離4-6を死守。
    2. 中距離から一方的に『梳流し』を投げる。
  • 推奨パートナー: ユキヒ(傘)、ヒミカ(銃)

おすすめの組み合わせ

ユキヒ (扇傘)

「最強のコントロール」 防御のトコヨと、距離管理のユキヒ。相手を盤面から完全に疎外することができる、熟練者好みのペア。 → 詳細な攻略(忍傘) (※忍傘に並ぶコントロールの代表)

サイネ (薙扇)

「拒絶の壁」 『音無砕氷』と『久遠ノ花』という、ゲーム内不屈の二大防御切札を同時採用。突破できるメガミはほぼ存在しません。 → 詳細な攻略(薙扇)


戦術の核心

境地」の呪縛

トコヨは集中力2で最強になりますが、それは「基本動作纏い前進等)に集中力を使えない」という制約でもあります。 手札1枚を伏せて基本動作を行うか、境地を崩してでも集中力を使うか……。 「今、境地を捨てる価値があるか?」という問いに常に正解を出し続ける必要があります。

「判定勝ち」を恥じるな

トコヨは華々しいバーストダメージで勝つメガミではありません。 相手の焦り、リソースの枯渇、そして「もうダメージが通らない」という諦念を積み重ねて勝つのがトコヨ道です。 デッキ構築の段階から、判定勝ちを見据えた「重い」構成を恐れずに選択してください。