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シーズン2 環境回顧録:忍の跳梁と「みつる」の衝撃

タイムライン

  • 開始: 2017年〜(第二刷以降、およびメガミ:オボロハガネ参戦)
  • 終了: シーズン3移行まで

1. 概説:戦略の多様化とシステムの洗練

シーズン2は、新メガミオボロ(忍)ハガネ(槌)の参戦により、これまでの「刀・扇・銃」といった基本メガミたちのパワーバランスが大きく揺れ動いた時期です。特にオボロの「設置」ギミックは、本作に「伏せ札の活用」という新しい時間軸の戦略をもたらしました。

環境はユリナの絶対支配から、オボロを中心としたトリッキーな手数攻勢へとシフトし、プレイヤーは「一撃の重さ」と同じくらい「手数の多さ」を警戒する必要に迫られました。


2. 環境の特異点:オボロと『壬蔓』問題

設置ギミックの衝撃

オボロの登場は、相手に「どのカードが伏せられているか」を常に推測させる心理戦を強制しました。 - 対応不可の恐怖: 設置から発動する攻撃や移動は、当時の対応札では防ぎきれないことが多く、特に《壬蔓》はその利便性から全幅の信頼を置かれていました。

壬蔓(みつる)の支配

当時の《壬蔓》は、現在よりもはるかに容易な条件で、かつ強力な効果を発揮していました。 - 影響: このカード一枚が、間合制御の主導権を完全にオボロ側に与えてしまい、近接アグロ、遠距離ロックの両方においてオボロが必須級のメガミとなる事態を招きました。


3. Tier 1 アーキタイプ:新世代のスタンダード

① 【忍傘(当時の呼称)】オボロ / ユキヒ

設置開閉のシナジー - 戦略: オボロ設置による手数と、ユキヒの柔軟な間合操作を合体。 - 強み: 相手が近づけば傘を閉じて殴り、離れれば設置カードで嫌がらせをする。あらゆる距離で戦える万能性が高く評価されました。

② 【槌扇(当時の呼称)】ハガネ / トコヨ

遠心力と境地の防壁 - 戦略: ハガネの「遠心」攻撃をトコヨの防御札で守りながら通す。 - 評価: ユリナに代わる「重い一撃」の担い手としてハガネが台頭し、それをトコヨが支える形が普及しました。


4. 歴史的視点:バランス調整への布石

シーズン2の終わり際、特定のカード(特に《壬蔓》)への依存度が高すぎることが問題視され始めました。これが、次シーズン以降に続く「大規模パッチ」という、本作独自のバランス調整文化を形作る直接的な要因となりました。


5. 総評:転換点としてのシーズン2

シーズン2は、単なる「追加キャラの登場」以上の意味を持っていました。それは『ふるよに』が「シンプルな殴り合い」から「複層的なリソースと時間の管理」へと進化するための、産みの苦しみと興奮に満ちた時代だったのです。


出典・参考資料

  • 桜降る代に決闘を 第二刷 修正内容抜粋
  • 第一回全国大会「天音杯」記録
  • 2017年中盤の競技メタ分析記事